初アプリで審査落ち|2ヶ月の絶望から学んだユーザー視点の大切さ

2025-11-18·12 min read
アプリ開発失敗談Apple審査副業

リジェクトから学んだユーザー視点の大切さ

初めてのリジェクト体験

2018年5月31日、午前10時。

仕事中、スマホに届いた一通のメール。差出人は「App Store Connect」。

これが、私の副業人生を大きく変える瞬間でした。

ワクワクの開発スタート

本業でもアプリ開発をしていた私にとって、自分のアプリを作ることはそれほど難しくありませんでした。

技術的には問題ない。あとはアイデアだけ。

そこで思いついたのが、「現在地近くのコンビニがすぐに分かるアプリ」でした。

なぜこのアプリを作ろうと思ったのか

理由はシンプル。自分が欲しかったから。

外出先で「近くにコンビニないかな?」と思うことがよくあって、その度にGoogleマップを開いて検索するのが面倒だったんです。

「ワンタップで近くのコンビニが一覧表示されたら便利じゃない?」

そう思って開発を始めました。

毎日がワクワクだった開発期間

  • 開発環境: Swift(iOS開発)
  • 平日: 夜1〜2時間
  • 土日: 朝4時間ほど

Google Places APIで近くのコンビニ情報を取得して、タップするとGoogleマップアプリに遷移する。シンプルだけど、実用的なアプリだと思っていました。

毎日少しずつ機能が完成していくのが楽しくて、ワクワクしながら開発していました。

「これなら絶対便利だよね」「早くリリースしたいな」

そんな気持ちで、約1ヶ月かけて開発を続けました。

ついに審査提出、そして...

2018年5月下旬、ついにアプリが完成。

初めてのApple審査提出。緊張と期待が入り混じった気持ちで、提出ボタンをクリックしました。

「数日で審査結果が来るはず...」

そう思いながら、毎日メールをチェックする日々が始まりました。

5月31日、午前10時

仕事中、スマホに通知が。

App Store Connectからのメール。

「Guideline 4.2.2 - Design - Minimum Functionality」

英文を読んだ瞬間、頭が真っ白になりました

「価値のないアプリ」という評価

リジェクト理由を日本語に訳すと、こんな内容でした:

あなたのアプリは、インターネットからコンテンツを集約しているだけで、ネイティブiOS機能がほとんどありません。このようなコンテンツは、モバイルWebブラウジング体験と十分に差別化されていないため、App Storeには適していません。

要するに、**「APIを叩いているだけの価値のないアプリ」**という評価でした。

今までやってきたことの全否定

1ヶ月間、毎日ワクワクしながら開発してきた。

自分が欲しいと思って、便利だと信じて作ってきた。

それが、「価値がない」 と言われたのです。

今までやってきたことが、全部否定されたような気持ちになりました。

誰にも相談できなかった2ヶ月間

一番辛かったのは、誰にも相談できなかったことでした。

家族にも、友人にも、副業でアプリ開発をしていることを話していなかったので、この失敗を共有することもできませんでした。

一人で落ち込み、一人で悩み続ける日々。

2〜3ヶ月は、完全に心が折れていました。

「自分には才能がないのかもしれない」

「もうアプリ開発は諦めた方がいいんじゃないか」

そんなネガティブな考えばかりが頭をよぎりました。

少しずつ、前を向き始めた

でも、どこかで思い直しました。

「ここで終わったら、本当に何も残らない」

そう思って、少しずつ前を向き始めたんです。

毎日のランキング研究

落ち込んでいる間も、App Storeのランキングは毎日チェックしていました。

「どんなアプリなら審査に通るんだろう?」

「人気のあるアプリって、何が違うんだろう?」

ランキングを見て、気づいたことがありました:

  1. APIを叩くだけのツールアプリはない

    • 上位アプリは、何かしらユーザーに独自の価値を提供している
  2. レビューに感謝の言葉が多い

    • 「助かりました」「便利です」という声がたくさんある
    • つまり、ユーザーが本当に求めているものを提供している
  3. シンプルでも、オリジナリティがある

    • 複雑である必要はない。でも、独自の工夫がある

大切なことに気づいた

ランキング研究を通じて、大事なことに気づきました。

「自分が欲しい」だけでは足りない。

「ユーザーにとって、どんな価値があるのか?」

「他のアプリと何が違うのか?」

この視点が、完全に欠けていたんです。

8ヶ月後、ソファーでの閃き

2019年1月頃。リジェクトから約8ヶ月が経ちました。

その日、ソファーでテレビを見ていた時、ふと次のアイデアが浮かんできました。

簡単なゲームアプリ。

「これなら、ユーザーに遊んでもらえれば、それ自体が価値になる」

ゲームなら、APIを叩くだけではない。ユーザー体験そのものが価値になる。

そう思って、また開発を始めることにしました。

今だから言える、3つの教訓

3つの教訓

あれから7年。今振り返ると、あのリジェクトは本当に良かったと心から思います。

教訓1: リリースできなくても、経験は価値がある

結果として、あのアプリは世の中に出ることはありませんでした。

でも、この経験がなければ、今の自分はありません。

開発スキルも、ユーザー視点も、審査対応も、すべてこの失敗から学びました。

教訓2: 才能と無関係、必要以上に落ち込む必要はない

当時は「才能がない」と思い込んでいました。

でも違いました。

リジェクトされたのは、アプリのコンセプトの問題であって、私の才能の問題ではなかったのです。

必要以上に自分を責める必要はありません。

誰もが通る道です。

教訓3: ユーザー視点で考える大切さ

もし最初のアプリが審査に通っていたら、どうなっていたでしょうか?

おそらく、今でも自己満足なアプリを量産していたかもしれません。

あのリジェクトがあったからこそ、ユーザー視点で考えることの大切さを学びました。

「自分が欲しい」だけでなく、「ユーザーにとっての価値は何か?」

この視点を持てるようになったことが、最大の収穫でした。

同じ失敗をしているあなたへ

もし今、あなたがアプリ審査でリジェクトされて落ち込んでいるなら、伝えたいことがあります。

落ち込んでいいんです。

私も2ヶ月間、誰にも相談できずに一人で悩みました。

でも、その失敗は無駄じゃありません。

必ず、次につながります。

大事なのは、そこから何を学ぶかです。

あなたにできること

  1. ランキング上位アプリを研究する

    • どんな価値を提供しているか?
    • レビューで何を評価されているか?
  2. ユーザー視点で考え直す

    • 「自分が欲しい」→「ユーザーにどんな価値があるか?」
    • この視点の転換が重要
  3. 諦めない

    • 最初の失敗で終わらせない
    • 次のアイデアは、必ず浮かんでくる

最後に

7年前の私は、ソファーで落ち込んでいました。

でも今、こうしてブログを書いて、副業で月収60万円以上を達成できています。

あの失敗があったから、今の自分がいる。

心からそう思います。

あなたの失敗も、きっと未来の成功につながっています。

諦めないでください。


次の記事では、リジェクト後に開発した2作目のアプリについて書いています。このアプリが、私の副業人生を大きく変えることになります。

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