初アプリで審査落ち|2ヶ月の絶望から学んだユーザー視点の大切さ
リジェクトから学んだユーザー視点の大切さ

2018年5月31日、午前10時。
仕事中、スマホに届いた一通のメール。差出人は「App Store Connect」。
これが、私の副業人生を大きく変える瞬間でした。
ワクワクの開発スタート
本業でもアプリ開発をしていた私にとって、自分のアプリを作ることはそれほど難しくありませんでした。
技術的には問題ない。あとはアイデアだけ。
そこで思いついたのが、「現在地近くのコンビニがすぐに分かるアプリ」でした。
なぜこのアプリを作ろうと思ったのか
理由はシンプル。自分が欲しかったから。
外出先で「近くにコンビニないかな?」と思うことがよくあって、その度にGoogleマップを開いて検索するのが面倒だったんです。
「ワンタップで近くのコンビニが一覧表示されたら便利じゃない?」
そう思って開発を始めました。
毎日がワクワクだった開発期間
- 開発環境: Swift(iOS開発)
- 平日: 夜1〜2時間
- 土日: 朝4時間ほど
Google Places APIで近くのコンビニ情報を取得して、タップするとGoogleマップアプリに遷移する。シンプルだけど、実用的なアプリだと思っていました。
毎日少しずつ機能が完成していくのが楽しくて、ワクワクしながら開発していました。
「これなら絶対便利だよね」「早くリリースしたいな」
そんな気持ちで、約1ヶ月かけて開発を続けました。
ついに審査提出、そして...
2018年5月下旬、ついにアプリが完成。
初めてのApple審査提出。緊張と期待が入り混じった気持ちで、提出ボタンをクリックしました。
「数日で審査結果が来るはず...」
そう思いながら、毎日メールをチェックする日々が始まりました。
5月31日、午前10時
仕事中、スマホに通知が。
App Store Connectからのメール。
「Guideline 4.2.2 - Design - Minimum Functionality」
英文を読んだ瞬間、頭が真っ白になりました。
「価値のないアプリ」という評価
リジェクト理由を日本語に訳すと、こんな内容でした:
あなたのアプリは、インターネットからコンテンツを集約しているだけで、ネイティブiOS機能がほとんどありません。このようなコンテンツは、モバイルWebブラウジング体験と十分に差別化されていないため、App Storeには適していません。
要するに、**「APIを叩いているだけの価値のないアプリ」**という評価でした。
今までやってきたことの全否定
1ヶ月間、毎日ワクワクしながら開発してきた。
自分が欲しいと思って、便利だと信じて作ってきた。
それが、「価値がない」 と言われたのです。
今までやってきたことが、全部否定されたような気持ちになりました。
誰にも相談できなかった2ヶ月間
一番辛かったのは、誰にも相談できなかったことでした。
家族にも、友人にも、副業でアプリ開発をしていることを話していなかったので、この失敗を共有することもできませんでした。
一人で落ち込み、一人で悩み続ける日々。
2〜3ヶ月は、完全に心が折れていました。
「自分には才能がないのかもしれない」
「もうアプリ開発は諦めた方がいいんじゃないか」
そんなネガティブな考えばかりが頭をよぎりました。
少しずつ、前を向き始めた
でも、どこかで思い直しました。
「ここで終わったら、本当に何も残らない」
そう思って、少しずつ前を向き始めたんです。
毎日のランキング研究
落ち込んでいる間も、App Storeのランキングは毎日チェックしていました。
「どんなアプリなら審査に通るんだろう?」
「人気のあるアプリって、何が違うんだろう?」
ランキングを見て、気づいたことがありました:
-
APIを叩くだけのツールアプリはない
- 上位アプリは、何かしらユーザーに独自の価値を提供している
-
レビューに感謝の言葉が多い
- 「助かりました」「便利です」という声がたくさんある
- つまり、ユーザーが本当に求めているものを提供している
-
シンプルでも、オリジナリティがある
- 複雑である必要はない。でも、独自の工夫がある
大切なことに気づいた
ランキング研究を通じて、大事なことに気づきました。
「自分が欲しい」だけでは足りない。
「ユーザーにとって、どんな価値があるのか?」
「他のアプリと何が違うのか?」
この視点が、完全に欠けていたんです。
8ヶ月後、ソファーでの閃き
2019年1月頃。リジェクトから約8ヶ月が経ちました。
その日、ソファーでテレビを見ていた時、ふと次のアイデアが浮かんできました。
簡単なゲームアプリ。
「これなら、ユーザーに遊んでもらえれば、それ自体が価値になる」
ゲームなら、APIを叩くだけではない。ユーザー体験そのものが価値になる。
そう思って、また開発を始めることにしました。
今だから言える、3つの教訓

あれから7年。今振り返ると、あのリジェクトは本当に良かったと心から思います。
教訓1: リリースできなくても、経験は価値がある
結果として、あのアプリは世の中に出ることはありませんでした。
でも、この経験がなければ、今の自分はありません。
開発スキルも、ユーザー視点も、審査対応も、すべてこの失敗から学びました。
教訓2: 才能と無関係、必要以上に落ち込む必要はない
当時は「才能がない」と思い込んでいました。
でも違いました。
リジェクトされたのは、アプリのコンセプトの問題であって、私の才能の問題ではなかったのです。
必要以上に自分を責める必要はありません。
誰もが通る道です。
教訓3: ユーザー視点で考える大切さ
もし最初のアプリが審査に通っていたら、どうなっていたでしょうか?
おそらく、今でも自己満足なアプリを量産していたかもしれません。
あのリジェクトがあったからこそ、ユーザー視点で考えることの大切さを学びました。
「自分が欲しい」だけでなく、「ユーザーにとっての価値は何か?」
この視点を持てるようになったことが、最大の収穫でした。
同じ失敗をしているあなたへ
もし今、あなたがアプリ審査でリジェクトされて落ち込んでいるなら、伝えたいことがあります。
落ち込んでいいんです。
私も2ヶ月間、誰にも相談できずに一人で悩みました。
でも、その失敗は無駄じゃありません。
必ず、次につながります。
大事なのは、そこから何を学ぶかです。
あなたにできること
-
ランキング上位アプリを研究する
- どんな価値を提供しているか?
- レビューで何を評価されているか?
-
ユーザー視点で考え直す
- 「自分が欲しい」→「ユーザーにどんな価値があるか?」
- この視点の転換が重要
-
諦めない
- 最初の失敗で終わらせない
- 次のアイデアは、必ず浮かんでくる
最後に
7年前の私は、ソファーで落ち込んでいました。
でも今、こうしてブログを書いて、副業で月収60万円以上を達成できています。
あの失敗があったから、今の自分がいる。
心からそう思います。
あなたの失敗も、きっと未来の成功につながっています。
諦めないでください。
次の記事では、リジェクト後に開発した2作目のアプリについて書いています。このアプリが、私の副業人生を大きく変えることになります。
